大人の女性におすすめ!こだわり抜かれた至極のデニムパンツ


世の中にたくさんあるジーンズ。
何を選んでいいのか分からなかったり、安いジーンズは作りがちゃちかったり…

でもジーンズってヴィンテージのこだわりとか分かんない!
何を選べば正解なのか分かんない!
そんな方におすすめしたいのが今回取り扱いをスタートしたcaqu(サキュウ)というブランドです。

caquとは、大手ジーンズメーカーのデザイン・生産部門に長年在籍して経験を積んだデザイナーが手がける日本のデニムブランドです。
職人技を詰め込んだ「本当にいいジーンズ」を作りたいと言うことで、ヴィンテージをベースにした赤耳の5ポケットのストレートとボーイフレンドの2アイテムからスタートしました。
見た目はヴィンテージそのものなのに、ヴィンテージにはない女性的で美しいシルエットがこのブランドの特徴です。
ヴィンテージデニムの歴史と生産ラインまで分析して忠実に再現しながら、現代的な美しいシルエットと加工バランスを実現しています。
とてもこだわり抜かれて出来上がったデニムです。
そのサキュウのヴィンテージデニムシリーズから2型入荷しました。

caquのジーンズを語る上で、切り離せないのがリーバイス501。
ジーンズのといえば定番なリーバイス501ですが、caquのジーンズのベースもそこからきています。
 

< ジーンズの歴史 >
リーバイスの歴史について詳しく深いところまでは割愛しますが、1850年くらい当時は、労働者は仕事で服がすぐ破れてしまい、貧しい彼らはそのことに悩まされていました。
その悩みを解消しようと立ち上がったのがリーバイスの創業者、リーバイ・ストラウスとその取引先の仕立屋のヤコブ・デイビス。
彼らはリベットでポケットを強化した作業用ズボンを作り、これが評判となりました。
そこから特許を取り、大量生産に乗り出し、1870年にインディゴ染めのデニムで作ったジーンズが出来上がります。それがジーンズの原型です。
それからニーズにあわせて変更を重ね、501というジーンズが出来上がっていきました。

次第に労働者だけでなく、映画の影響もあり、労働者階級の服を着るという反抗心から不良達のマストアイテムファッションになります。
それから某有名ブランド達からコレクションジーンズが発表され、立派なファッションアイテムとして広く定着していくのです。

これがジーンズのざっくりとした歴史です。
で、このジーンズの原型でもあるリーバイスの501を元に現代のジーンズの生産を行っているのが今回取り扱いのcaquです。

今回はcaquのジーンズの作りの中でも、私が特に興味深かったポイントを2つご紹介します。

 
< ウォッシュ加工について >
まずヴィンテージジーンズを作る上で欠かせないのがウォッシュ加工。
日本にジーンズが普及した時は、米軍の中古品ばかりで日本人は生デニムを見たことがありませんでした。
なので日本で生産が始まっても、新品の生デニムは馴染みがなく売れなかったそうです。
そこであえて生デニムを洗濯機で洗って新品として販売したところ大当たり!
そこからあえて古着っぽい洗い加工をしたジーンズが流行っていきます。
なので実は日本はこのウォッシュ加工技術は世界でも最先端を行ってます。

その中でもcaquはより手間をかけたウォッシュ加工を行っています。
ウォッシュ加工の基本は3つ。
まず1つ目は足を曲げた時にできるヒゲと呼ばれるもの。
一般的には波打つ板の上に置いて、機械を当てて作ることが多いです。
しかしcaquは、職人の手で一つ一つ畳んでハンドペーパーで手作業でヒゲを作っています。
実際に履いて色落ちしていくのと同じ原理になりますので、よりリアルでくっきりとした綺麗なヒゲが出来上がります。

2つ目はシェービングです。
シェービングとは、広い範囲のあたりのこと。
例えば腿や膝やお尻など、擦れて色が薄くなったよう表現です。
こちらは一般的には、サンドブラスと呼ばれる機械を使い、砂を噴きかけて色を落とすのが効率的な方法です。
しかしなんと、この作業もcaquは手作業でペーパーを使って行っています。
機械を使うと均等に色落ちしてしまうのに対して、手作業で行うことで、少しモヤモヤっとした自然な色落ちが表現できます。

3つ目はシェードです。
これは、全体的なジーンズの色落ちのことです。
洗濯をしていくことで、全体を少し色落ちしたような加工を施します。
基本的には、洗濯機に軽石などの物体を入れ、一緒に回すことで色落ちをさせます。
もちろん大量生産にはこの方法が一番効率的ですが、なんとこの作業でさえ、caquは手作業でペーパーを使って行っています。
一般的な方法だと、やはり色落ちが均一になってしまいますが、手作業でやることで機械にはできないリアルさが作り出せます。

 
< シルエットについて >
リーバース501をベースにしておりますが、ヴィンテージのジーンズの弱点はシルエットにあります。
昔は作業用だったので効率重視で、一つの生地からできるだけ生地に無駄が出ないようにパターンをとっていました。
なのでどうしてもシルエットが野暮ったくなったり。
それはそれでかっこいいのかもしれませんが、年齢を重ねるごとに体型が変化していく女性にとっては少し残念です。
そこでcaquは、このパターンの歴史を研究し、さらには日本人女性の体型を研究し、実に1年以上かけてベースパターンを作り出しました。
股に変にシワができないように、そして腰が張らないように、変にお尻が余らないように。

そうして出来上がったジーンズの2型が入荷しています。

 
こちらは太めテーパードタイプ。
少し裾に向かってスッキリしていながら、太腿部分はゆったりとしたシルエットです。
ゆとりあるシルエットですが、変にウエストやお尻が余らない、スッキリとした穿き心地です。

caqu モダンクラシック

 
こちは細めストレートのタイプ。
ピタッとタイトな作りで、綺麗なラインが生まれます。
チュニックと合わせたりしてもいいですし、もちろんTシャツインして着ていただいてもかっこいいです!

caqu モダンペンシル

 
ということで、長々とcaquについてとジーンズについてご紹介しました。
文字では分かりにくいことも、YouTubeでは実際に現物でご紹介しておりますので、より理解を深めたい方はこちらもご覧ください!